誕生日に、君の笑顔

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誕生日おめでとう、 なんて言えなくて また今年も回って来た 「久しぶりじゃあ」 「また一段とくるくるパーだな」 辰馬は期待しているのか知らないがちゃんとこの日にやってくる 天井から 「やっほーい」 「誰なんスか!?いつもアイツ天井から落ちて来るけど!?」 「銀時の家にもいるらしい、まあそう言う類いだろ」 「またー照れんじゃろ」 「褒めてないッスよ!」 まあ晋助様の知り合いならいいッスよ、とまた子が席を外す 「大きくなったのー…」 「それ去年も聞いた」 「まあ、元からちっこいだけにあれじゃけんの!」 嗚呼…腹立ってきた でもこれだと器もちっさくなってしまう 「…何の用だ」 「晋助に会いに、それしか理由なくてのー」 「あ…そ」 何するんじゃ?と聞きながらオセロ出していた … 「オセロするか…」 「わーい」 と辰馬は子どもの様にはしゃいで笑うのだった →
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