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鬼兵隊の船の一室、高杉はいつものように外を眺めて、た…ら←
「晋助さまぁぁ!何か来たッス!」
「幕府か?」
「違うッス、なんか「しんしゅけ?」
また子の足元によちよちと歩く坂本がいた、坂本?
「た…辰馬?」
「うん、たつま」
「なんでこんな…」
坂本は引っ張って来たキャリーバックを探り紙を出す
「はい」
『育てて下さい。私はもう疲れました。陸奥』
…破りたい衝動を抑えて、坂本を見る。あの頃と一緒だ、目の色まで坂本だ
何が疲れただ
『追伸 この前のでガキが出来たとは思わんが…よろしく』
前見てたのかよ!と叫びたい気持ちをまた抑えて
「しばらく、お世話になるのぉ」
追い払う気もなく、恋人がこんなに可愛い時代があったとは知らなかったから置いておくことにした。
武市は女の子じゃないなら捨てなさい!と言ってたけど
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