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……前のページ無駄に長かったな…。
まぁ、俺も作者も野球大好きだから仕方ないか。
そんなこんなで朝食を食べ終えた俺は自分の部屋でパ○プロをやっている。
『――打ったぁ!ホームランッ!』
「あぁっ!?失投しやがった!」
ちくしょう~っ。完全試合ペースだったのに~っ!
「…やめよう……」
俺はP○2の電源を落としてて、部屋を出た。
「母さ~ん。ちょっと散歩行って来るから~」
俺はリビングで近所のスーパーのチラシを読んでいる母さんに声をかけた。
母さんは「は~い」と答えたので、俺は玄関で愛用のアディ○スのスニーカーを履いていると―――
――ピンポーン――
「ん?誰だ?」
家のインターホンが鳴った。
この状況だと強制的に俺が出なくちゃいけないわけだから、俺は玄関の扉を開けた。
―――女の子が一人立っていた。
茶髪で肩までぐらいの髪。小柄で少し幼さを感じさせる顔立ち。
俺が言うのもなんだけど、可愛いですね。はい。
しかし女の子は俺の顔を見ては目を逸らし顔を赤くしてモジモジする。
ちょっとイラッと来た俺は自分から話そうとした。
「あの。家に何かご用で―――」
「…あ…あ、あああのっ!」女の子のは俺の言葉を遮るように初めて話した。
話したことは良いんだけど、これは少し癪だな。
「こ、この度っ、隣に引っ越して来た『藤田』って言いますっ。よろしくお願いしますっ!」
「そうですか。ご足労さまです。家は『東じ―――」
「それでは失礼しますっ」
「あっ、ちょ―――…足速……」
女の子はレッドスター走塁のごとく走り去ってしまった。
てか、俺完全に紹介終わらないうちに行っちまった。
俺はため息をついて散歩に出かけた。
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