不意打ち(朝菊)

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今日は菊がアーサーの家に遊びに来た。遊ぶというより、まったりお茶会である。     「アーサーさんの煎れてくださるお茶はとてもおいしいですね。どーやるんでしょ、魔法ですか?」     おもしろそうに聞いてくる菊にちょっと戸惑う。     「そ、そんなもんじゃねぇよ!全く菊までバカにしてるのか?」     真っ赤になってちょっと拗ねるアーサーを見て菊がころころ笑う。   「そんなつもりはないですよ?ただ本当に美味しいので何か特別なことをしているのかと思いまして」     「特別なことなんて、…強いて言えば、愛情…………///」   自分で言ってしまってから赤くなる。   いや違う、とか、別にお前のためじゃない、とか。一通り足掻いてから黙ってしまった。 そんなアーサーを愛おしく思う菊。   「……ツンデレ…萌えです」   相手に聞こえない声で囁く。
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