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前かがみになってしばらく口論を続けた二人はなんとなく疲れていた。
｢………はぁ～まあいいけどよ！俺はもう大人だから引いてやるぜ｣
｢ふんっどうせ弟には頭上がんねぇんだろ……｣
どうして顔を合わせるとケンカっぽくなるのか……
((そういやこないだｱﾝﾄｰﾆｮが…………お前ら二人はよく似てるって言ってたっけ…………？))
｢ないな｣
｢無理だって｣
ﾛｳﾞｨｰﾉが諦めたように立ち上がった。
｢疲れた。もういいよ、なんか飲み物持って来るから………"そいつ"は家に入れんな｣
｢？………そいつ、て誰だ？｣
と言ってｷﾞﾙは振り返って見る。
｢そっちじゃねぇよ。家に動物入れんな、お前のだろ？｣
｢俺はペットなんて飼ってないぜ｣
｢何言ってんの？頭に黄色いの乗ってるぞｺﾉﾔﾛｰ｣
｢……頭………うっそマジかよ！？…………………………うーわマジだ。ふわっふわしてるぜこいつ。…………俺好みだぜ｣
｢…………………｣
Fin.
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