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24日の夜、フェリシアーノの家のベルがなる。
目を輝かせてフェリシアーノは飛び出す。
「すまない、遅くなってしまっt「ルートー!待ってたよ~!!」
「い、いきなり抱きつくな。危ないだろ」
「ヴェー……って寒っ寒いよ~」
「当たり前だ。少し前から雪が降り出したからな。ほら、冷えただろ」
ブルブル震えるフェリシアーノの肩に自分のコートをかけてやる。するとコートに包まれたフェリシアーノはへらっと笑って喜んだ。
「へへ~。ルートの匂いがする~」
「なんだそれは。寒いから中に入ろう」
「うん!」
部屋の中は暖かくしてあり、テーブルには豪華な料理の数々。部屋の隅には大きなクリスマス用の木が置いてあった。
「そうだフェリシアーノ。ツリーの飾り買ってきたぞ。あぁ、とりあえず冷めないうちに食べるか」
「はいであります!」
「よし!じゃあ、皿に盛って運ぶぞ」
ルートがそう言うとぴしっと敬礼して「ja」と言った。
そんな姿をルートは微笑ましく見つめていた。
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