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付き合って初めての二人だけのクリスマスイヴ。去年は菊も入れて三人だったが今年は菊が、自重します、とかなんとかで二人きりに。本当はアーサーと過ごすのだと、二人は知っていたがその好意も嬉しくて感謝していた。
「今頃菊も、アーサーと過ごしてるかなぁ~クリスマスは明日だけど恋人達はやっぱイヴのが盛り上がるもんね~」
「そうだな。この料理を作ったローデリヒだって今頃兄さんといるかもな」
「ヴェ~そうだね!みんな幸せに過ごしてるかな?あ、そういえばねっ昨日まで兄ちゃんがここにいたんだ~」
「お前の兄ちゃんが?」
「うん。なんか一週間くらい前?からだったかなぁ~いきなり来て『絵教えろー!』って殴り込みに来たんだよ。上手くかけたからきっとアントーニョ兄ちゃんに渡してると思うな!」
そして楽しい時間は過ぎていって。
「ねぇルート!………はいこれ!クリスマスプレゼントだよ~」
ふんわり袋に入った柔らかいプレゼント。
「ありがとう。……じゃあ俺からも」
「え~何々?ルートからもプレゼント?嬉しいな~」
シンプルだけど淡く可愛いらしい袋に入った柔らかいプレゼント。
お互いが渡してリボンをしゅる、と解いた。
「「あっ…………!」」
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