花火の光(朝菊)

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そう言って隣から離れてしまおうとする菊の腕を掴んでしまった。   「えっ!?」     「えッ!?あ、いや、その…夜店はまた今度…」   「い、いいんですか…?」   掴まれた腕を見て菊が言った。   「ああ。今日は……菊と二人でいたい。…………二人きりで花火が見たい、な///」     思い切って言ってみたが、恥ずかしすぎるだろー! 菊も俯いちまったし。     俺の後ろでは何度も花火が上がる。
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