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「ハハ、菊可愛いな」
また、そーやって頬を突かないでください…
こういうところ、ずるいです。
でも――…
「で、では、愛情いっぱいのお茶をお出しします。あがってください」
そう言って扉をもう少し開けて促しました。
「あぁ」
お互いの温かさに触れて、ずっとこんな風でいたい。
――彼の頬や、私の右手や、二人の心のように…いつまでも……
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