私の愛する貴方へ(菊耀)

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こんにちは。本田です。 本日はお日柄もよく……もうすぐお盆ですね。アレを用意しなければと思っていたんですよ。あぁ、そういえば今日来客が来るんでしたね。       「菊ー!!遊びに来たあるよー」   「あぁ耀さんいらっしゃいませ、…そんなに抱きつかれたら苦しいです」   「あ。すまねぇある」     カサカサ………   「?なにあるか?」   「はい?……今日は何の日かご存知ありませんか?」   そぅいって一本山で採ってきたものを見せた。   「アイヤー!笹ある!今日は七夕だったあるかー」   耀さんが嬉しそうに笑った。   「はい。庭に飾ろうと思いまして。耀さん中にどうぞ、すぐお茶にしますので」   「菊のお茶久しぶりある。一緒に出る菓子も美味いある~」   「そんなに喜んで頂けると嬉しいです」         「どうぞ。今日は羊羹です。…………そういえば、七夕と言えば元々耀さんの所から教わったものなんですよね」   机に出した途端にキラキラした目で羊羹にぱくついた耀さんは食べながら頷いた。
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