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光一は
ヤクザっぽい人達がドアを蹴飛ばしこの部屋に入って来た事
そして、なにより……
今まで目の前にいた夜魔が一瞬で気絶したヤクザ達の後ろにいた事に驚いた……。
「えっ!?アレ?……えっ?」
「ん?…あぁ、こういう事、日常茶飯事になのよ……大変だけど頑張ってね♪」
「いや……そうじゃ……なくて……」
「……?……
あっ!もしかして夜魔まだちゃんと自分の事教えてないでしょ~~!!」
「んぁ?ちゃんと言ったよ……名前……」
「それは『ちゃんと言ってない』っていうの!
もういい!私が説明する!
あのねぇ、夜魔はねぇ………えぇと…………ん~と……………」
「……………美保に代わってもらった方がいいんじゃねぇ~か?」
「……うん……
『……全く…二人ともすぐ私に頼って…』」
光一はまた訳が分からなくなった。
さっきまで「志保」と呼ばれていた女性が急に雰囲気が変わり、言葉遣いも変わった……
「………えっ?」
「ん~…最初に私達のことを教えた方がいいわね…
私は美保、そしてさっきの元気ハツラツの娘が…
『志保だよ~♪』
私達は二重人格なの…詳しい事は私も解らないけど子供の時からこうなのよ。」
「は…はぁ…」
「じゃあ次は夜魔についてね…
彼の過去は私たちもわかんないわ……
そして、彼は人間じゃない……」
「えっ?『人間じゃない』ってどういう事ですか?」
「……今の見てわかんなかった?
瞬間移動なんて人間が出来る事じゃないでしょ?」
「えっ?瞬間移動?」
「そっ!さっき夜魔がヤクザ達を倒した時にあなたの目の前から消えたでしょ?
他にもいろいろ凄い能力のよ、例えば……」
「それは、これから7日間のお楽しみだ…。」
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