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その男は少し不機嫌そうに光一を見ている。
助けてやるか……?
また光一の頭の中に声が響く。
その声はまるであの黒いコートを着た男が言っているようだった。
助けてやるか……?
光一は心の中で言った。
『お願いします……助けて下さい……』
だが、助けてやる代わりに……
お前には代償を払ってもらうぞ
『えっ!?』
安心しろ…金じゃない…
代償はお前自身だ……
『…えっ!?』
これから7日間…お前はオレの私物になる…
これがお前の払う代償だ…
『……………??』
早く決めないとお前……死ぬぞ……
意識がもうろうとする中で光一は今までの人生を振り返っていた。
『あっ!
オレ今までの人生でそんなに良かった事無かった!!』
ブフッ……そいつぁ大変だなぁ…でどうする?(笑)
『オレはこんなショボイ死にかたしたくない!
だから、あんたの私物にでも何にでもなってやる!!』
「OK!気に入ったぜ……!!」
黒いコートの男はそうつぶやくと一瞬で光一をリンチしている不良達の中に入り…
指1本で不良達をぶちのめしてしまった……
「こ…怖ぁ~…」
光一はそうつぶやくと不良達にやられたダメージと黒いコートの男の怖さで気絶してしまった。
「弱っ!!なんだこいつら!!
お前よくこんな奴らに……………気絶してやがる……
ハァ~……おい!ケルベロス!コイツを『ファントム』まで運んでくれ。」
「ワン!!」
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