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「ただいま」
学校から帰りリビングに入ると、胸や背中から血を流している父と母がいた。
「父さん…母さん…」
今日は父さんは会社が休みだった。以前日曜日に仕事があった為平日に休暇となった。帰ってきたら久しぶりに一緒にゲームやろうって…
「あ――…ああー…父さん!母さん!」
空の声が家中に響いた。
ガチャ
「警察です」
その後何が起きたかわからなかった。言われるがまま僕は警察署に連れていかれた。
「君の親御さんを刺した犯人は自殺した」
淡々と言う警察の言葉が信じれなかった。涙が止まらなかった。夢だといって欲しかった。
父と母が何をした。近所付き合いだって良かった。人して素敵な人達だった。
なんで僕一人を残して
いっそ僕も一緒に殺されれば良かった
僕は施設に戻った
仲良かった友とも疎遠になった
もうどうでも良かった
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