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「…――!!…―…!」
「!!〰〰…―!――!」
怒声とも罵声ともつかない賑やかしい声が、
早朝の街中に響いた。
行き交う人々は互いに微笑み、挨拶を交わしながら言った
「あらあら。また始まったわねぇ~」
「日課なのよね。元気でいいゎ。」
と。
「おぃ!朝だってんだろ!」
「後5分寝かせろってんだよ!」
「っか~!!お前は商家の息子か💢それでも!」
古い風情を残す街並みの中でもひときわ大きな屋敷……そこから声は響いていた。
街行く人は皆、いつものことだと通り過ぎて行く。
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