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「じゃあ、帰るか。ペシル、お前も来い」
「おう!」
久しぶりに三人が揃った。いつもクリセフはいないから。
「相変わらず、ここのシステムは頑丈だな」
僕の家のシステムは確かに頑丈。入るのには、僕かクリセフかペシルの音声認証がいる。それか、ペシルのお父さんを加えた僕達の指紋認証が。
「変えてないだけだよ」
「そうだよな」
ペシルが同意する。
そう。父さんと母さんが死んだあの日から、何もいじっていないんだ。謎の死を遂げたあの日から。
「いつもはダントが一人でいるもんな」
リビングのソファーにどっかりと座るクリセフを睨む。
「そ、そんな恐い顔をするなよ。本当に俺が悪かったって!」
僕とペシルもソファーに座る。
「いつもそうじゃないか」
僕はムスッとする。
クリセフは凄いけど、その分だけ酷い。
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