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「じゃあ、昨日なんで電話出なかったの?」
勇気だして電話したのに、俊ちゃんでなかった。
「家に携帯充電したまま忘れてたんだよ。…ごめんな。」
申し訳なさそうな表情を見せる俊ちゃん。
胸がチクッとした。
「終わり。」
「終わり?」
「うん。元はといえば、指輪なくしたあたしが悪かったんだし。ごめんね。」
「それは、もういいよ。とりあえず、すっきりした!」
頬を抑えたままあたしからキスをした。
「止まらないよ?(笑)」
「(笑)…んっ…あぁっ」
無事仲直りをしたあたし達は、そのまま床に倒れ込んだ。
よかった。
仲直りできて。
あたしはもう、俊ちゃんナシでは生きてけないもん。
これからもたくさん喧嘩するだろうけど、その時その時で仲直りしていこう。
俊ちゃんに抱かれながらそう決めた。
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