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「俊ちゃん、すーきっ!」
「僕もゆうちゃん好き!」
そん時はまだ、俺らはガキだったんだ。
そんでもって、ませガキ。
好きとかそうゆう感情を、素直に言えたそんな時代。
「ゆう、俊ちゃんと結婚するのっ!」
「僕もゆうちゃんと結婚する!」
「ゆうのこと、ずっとずっと好きでいてね?ゆうをだけね?」
「うん!全部ぜーんぶゆうちゃんだけ!」
3歳でファーストキス。
馬鹿馬鹿しい。
ファーストキスになんのかよ。
とにかく、これが3歳で交わした恋色の約束。
全部俺はお前だけ。
わかってんのかよ、夕妃の野郎。
こんな俺が守ってんだ。
忘れてたら、ぶっ殺す。
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