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あたし(夕妃)は、今にも泣きそうなくらい、涙腺が熱かった。
俊ちゃんがさっきの女の人といた…。
二人であたしを見て、一体何を話してたの?
確かあの女の人、“デート”って言ってた。
な~んだ。
彼女いるんじゃん。
どうせ今日、その女の人とヤるんでしょ?
あたしとの約束なんて、頭の片隅にもないんでしょ?
もう、俊ちゃんのことで泣くのはやめよう。
「それにしても久しぶりだね~夕妃♪」
「あ、うん!久しぶりだねーっ!ちーちゃん変わってないねー(笑)」
「嘘ーっ!!大人っぽくなったと思うんだけどな(笑)」
「嘘だよ、嘘(笑)変わった!」
とりあえず今は、久しぶりに会えたちーちゃんとの時間を楽しも。
俊ちゃんのことは、帰ってから。
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