めんどくさい日

20/38
前へ
/659ページ
次へ
  「怖いって…?暴力…とか?」 「………それも…あるかな…。」 「え、やばくない?それ。」 あたしは苦笑いを見せた。 あたしはちーちゃんに全部話すことにした。 「2ヶ月前、あたしはたくさんの生徒の前で今井純也に告られたの。…今井純也は学校一モテる人で、だからかな?すごいプライドの高い人だったの。あたし…、フルにフレなくて、OKしちゃったんだ。だってさ、回りにたくさんの生徒がいるんだよ?誰もがフルわけないって思ってる空気の中、フレるわけないじゃん?」 「うん。確かに。私も無理。」 「でしょ?…でね、はじめはまぁ、一緒に帰ったりしてそれなりに楽しかったんだ。でも2週間くらい経ったころ、急に変わったの。」 あたしは冷や汗をかきはじめた。
/659ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20855人が本棚に入れています
本棚に追加