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あたし(夕妃)たちはカラオケに場所を移すことにした。
歩きながらも語るあたしたち。
「俊介くんだけを見ていたいってこと?」
「そう言われると恥ずかしいけど…そうゆうことかな。」
「だから彼氏と別れたい。…でも、怖くて別れられない…難しいなあ…。」
「…うん。難しい…。」
純也はあたしのことをすごい好きでいてくれる。
わかってるんだよ?
バカなあたし。
俊ちゃんを忘れるために、何人かの男の子と付き合ってきたけど…結局俊ちゃんが好きなんだって思い知らされて、別れる。
毎度毎度、「この人なら…」なんて根拠のない希望を抱いたりして、結局崩れる。
学習能力が低すぎるんだ。
気付いてた。ほんとは。
俊ちゃん以外無理だってこと。
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