めんどくさい日

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  ちーちゃんは真剣な顔をして話を続けた。 「今付き合ってる彼氏、今はまだ何もしてこないかもしれないけど、いずれ暴力とかそうゆうのに発展するかもしれないよ?そしたらもっと、別れづらくなる。」 「それは…ヤダな。でもあたし、わがままじゃない?」 「全然わがままなんかじゃないよ!怖い目にあってる夕妃が我慢する必要なんかないよ。」 「あたし…逃げてちゃダメだよね。」 「うん、逃げてちゃダメ。夕妃は彼氏の召使でもなんでもないんだから。思ったように行動しなきゃ。いざとなったら、うちが夕妃を助けるから。」 「…あ…ありがと…!」 涙がポタポタ流れる。 「泣くなよぉ、夕妃~。」 「あ…あたし、全力で俊ちゃんを好きになる…!!彼氏からも逃げないよ…!!立ち向かうの…!!」 「そうだよ!!弱いとこ見せちゃダメ!強気でいかなきゃ!」 「うん…!!」 心が軽くなったよ。 逃げちゃダメだ。 怖くても、立ち向かわなきゃ何も変わらない。 本当に俊ちゃんが好きなの。 だからあたしは頑張るの。 純也、ごめんね。 あたしはやっぱり俊ちゃん以外、ダメみたい。 自分何様って感じだよね。 でもお願い。我が儘を許して。
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