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仁弥子ちゃんがいつだったか、
「赤ちゃんは、親を選んでお腹の中にやってくるんですって!!もし本当なら素敵ですよね…」
って言っていた。
武「赤ちゃんが俺と亜利沙を選んで…俺達のとこにきてくれたんだな…」
亜「武??」
あの時は、笑って流した言葉、今になって仁弥子ちゃんの言っていた意味が分かる。
本当に素敵な事だね…
武「生んでよ?いや…亜利沙、俺と結婚して下さい!!絶対に幸せにしてみせるから!!」
亜「…武…うん…うん」
俺の言葉に安堵したのか、亜利沙の瞳からはとめどなく涙が溢れていた。
どれ程、不安だったんだろう?
一人で悩んで…
俺は亜利沙の肩に手をやり、そっと体から亜利沙を離すと向き合った。
武「亜利沙、愛してる」
囁くように告げると、そっと亜利沙の唇にキスを落とした。
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