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竜「ニャーコ…俺の子を生んでくれて、本当にありがとう…ありがとう」
汗ばんだ私の髪を撫でながら、泣き笑いをした竜也が呟いた。
「私こそありがとう」
そう言うと、竜也は私にキスを一つ落としてくれた。
「ふにゃぁ…」
赤ちゃんの声に笑いあい、そのすべすべの頬に竜也がキスをする。
幸せな瞬間…
大切な人が、守るべきモノが増えた瞬間…
竜「名前、考えたんだ」
照れ臭そうに笑う竜也に一層愛しさが込み上げる。
「教えて??」
竜「真弥(シンヤ)…何があっても真っ直ぐに育ち、仁弥子みたいに人に優しい人間になるように…」
真弥…
王牙 真弥
「うん、イイ名前!!」
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