遅すぎた告白

2/7
19人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
リリリリリリリ… いつものように目覚ましが鳴る 朝の日差しを全身に浴び、朝一の携帯チェック 『新着メールはありません』  携帯を握り締めメールを作る 『今日は記念日』 宛先は希美 送信 相澤希美 僕の彼女だ 車に乗り込み会社に迎う中で希美のことを考えていた 僕と希美が付き合ってもぅ2年になる 付き合い始めは記念日は二人で過ごすのを楽しみに迎えてきた 時が経つにつれ僕は仕事が忙しくなり時間さえ作れなくなった 次第に希美にも逢えなくなり、連絡も取る暇さえなかった 希美も僕と同じ会社で働いていた 希美は美人だったが仕事が出来ず嫌われていた そんな彼女をほっとけなくて 僕は次第に希美にひかれていき付き合うことになった 希美と付き合うことになった時は嬉しくて嬉しくて仕方がなかった 希美はいつも笑っていた 僕が時間に遅れて待ち合わせ場所に行っても 仕事で行けなくなっても 『気にしなくていいよ』 と笑顔で許してくれた そんな彼女が可愛くて甘えていたのかもしれない…
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!