第2章

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「お疲れさまで~す!」 体育館に姿を現せた美友は、大きな声であいさつをした。 「おぉ、美友ちゃん。久しぶり~」 「美友さん、お疲れさまです。」 「美友、お疲れ~」 それぞれが口々に美友に向けて言葉をかけ集まってくる。 「皆、久しぶりだね。相変わらず金曜の夜はサッカーボールと戯れてるんだ(笑)」 なぜ体育館でサッカーかというと、今は冬でグラウンドは使えない為、その間はグラウンドの隣にある体育館でフットサルをしているのだ。 一応オフシーズンでも体がなまらないようにという事もあるが、私はもう一つ理由があると思っている。 それは、たぶん皆それぞれが仲間と一緒にいる時間を大切にしていたいからだろう。
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