第2章

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「もう、マネージャーが全然来てくれないから、麦茶が飲めなかったじゃん!」 そう冗談混じりに言うのはバンバ君だ。 私より3歳下で頼りがいのある好青年風(笑)のイケメン。 通称バンちゃん。 「美友ちゃん、久しぶり!どうした?彼氏と別れでもしたか?(笑)」 そんな笑顔で普通に核心につく質問をしてくるのは、1歳上のカネザキ君。 通称ザキ。 「いや、別れはしてないけど…」 私は、ある一角を横目で気にしながら、“一応の否定”をしておいた。 「いやぁ、久々に皆の顔見たくてさ!仕事の気晴らしにもなりそうだし!」 そうごまかす事で精一杯だった。
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