第2章

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(ホントに懐かしいなぁ~) 体育館の隅にある長椅子に腰をかけ、練習風景に目を向けながらも、感慨深く昔を思い出してしまう。 あの時の私はまだ23・4歳で、その時はまだ結婚をしていなかった友達の実香(ミカ)と一緒に、このチームの応援をしていた。 きっかけは、たまたま飲み会をした相手側がサッカーをしていて、私の地元で練習している事を知り“それなら一度観に行ってみようか!”という事になったのだ。 その時に、ほんの些細な事だったが、 私が大きな水筒に麦茶を作り、実香は救急箱を用意して練習に持って行くと、 チームの皆は“マネージャーができた!”と言って喜んでくれた。 それが、このチームのマネージャーとなり、大切な仲間となった始まりだった。
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