第1章

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そんな仕事でのプレッシャーを家に持ち込むわけにもいかず、 普段通りの朝を迎え、仕事を終わらせ、普段通りの夜を過ごす。 いつものように 「ただいまぁ~」と言って玄関を開ける私。 そして、 「おかえり~」 いつものように、彼氏のシゲルが愛猫カノンを抱えて私を出迎えてくれる。 (あぁ、また何もせずに家で引きこもりか~) そう、シゲルは今仕事をしていないのだ。 仕事どころか、バイトすら、家事すらロクにしてくれない 言ってしまえば、ニートかヒモか。
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