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「どうだ、まだやるか??」
俺の目の前には短剣を破壊され呆然とする焔耶とその周りの皆さんがいた。
ちなみ周厳の時は武器自体がデカいから無理だった。そこそこ良い鉄だったしな。
「……誰か武器貸しな」
呆然としていた焔耶が喋り出した。
しかも喋り出した内容が試合続行確定を示していたため泣きたくなった俺がいる。
「なぁ無駄だって、やめようぜ??なっ??」
なんとか説得しようと試みるが……。
「嫌だ!!こんな強い奴と闘える機会なんてほとんど無いんだし、武器が壊れたくらいでやめれるわけないだろう」
あぁ……くそっ、ついてねぇ。
何だよ面倒くせぇ事ばっかり起きやがって、朱雀次会ったらぶっ殺す。死んでるけどぶっ殺す。
それに女は傷付けたり殺したりしたくないんだがなぁ。
タラシとか思った奴出てこい、女を傷付ける事の愚かさについて小一時間語ってやるわ!!
でもやむを得ない場合は必要最低限の事はするぞ??
だって自分の命が大切だもの。
頭の中でのくだらない問答を終え、俺は巾着からハンドガンを出した。
ハンドガンばっかでつまらない??
1対1はこれでいいんだよ!!
弾だって無限じゃないし、ここだと多分手に入らないからあまり使いたくないんだよ!!
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