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ある日、私はシゴトが終わったあと、街で里奈と待ち合わせをする事にしていた。
先にシゴトが終わった私は街に出て里奈を待つ。
街はホストやスカウト、ナンパや酔っ払いのオヤジ、いかにもシゴト帰りといった女の人たちで溢れかえっていた。
里奈を待っている間、何人かに声を掛けられたけれど顔も覚えていない。
もちろん翔の事も…ね。
「お疲れぇ~」
間もなくして里奈がシゴトを終え、待ち合わせ場所に来た。
「お腹へったよ~里奈、ラーメン食べ行こう♪」
私たちがラーメンを食べに行こうと歩き出した、その時だった。
「おい、鬼太郎!」
声を掛けてきたのは二人組のホスト。
またキャッチかよ…しかも何だよ、そのギャグ…
でも私たちは立ち止まったんだ。そのホスト二人組のキャッチに…
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