3人が本棚に入れています
本棚に追加
この頃からジュンはナナと一緒にいても、他の誰かとメールをするようになった。
「(まさか浮気?💨)」とナナは疑ったが、ジュンの態度から見ても以前とあまり変わらなく、ナナもサークルやバイトで連絡を取っているのだと思っていた。
1年の時は同じ講義があればナナの隣にジュンが来て一緒に受けていたものだったが、最近は同じ講義もなく、ジュンが自分の受ける講義をサボりがちになっていた。
だが、ナナへの束縛は未だ続き、ナナが帰りに一人で買い物をするのも怒るほどだった。
そんなジュンは自分がバイトが終わってからバイトの先輩とご飯へ行ったりナナへの連絡をサボっていた。
そして気掛かりなのが、サークルの後輩の女の子の名前が呼び捨てで頻繁にジュンの口から出てくることだった。
可愛い・おもしろい・話が合う・彼氏がいる・練習熱心…。
その女の子の存在を知らないナナからしてみれば十分怪しかった。
名前が呼び捨てなのはその女の子がジュンに「呼び捨てにしてください⤴」と言ってきたかららしい。
彼女持ちの男に、彼氏持ちの女がそう言うことを言うものなんだろうか?💨
ナナは不満が溜まっていく一方だった。
最初のコメントを投稿しよう!