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みくる『みなさーん、お茶が入りましたよぉ』 天使の一声で俺は不機嫌な態度を一変させ朝比奈さんの方へ向かった。 それにしても、船のデッキにテーブルを置いて、この雄大な海を見ながら朝比奈さんのお茶が飲めるなんて贅沢もいいところだ。 みんなが集まると古泉は何やらさっきの手配をハルヒに見せて盛り上がっている。 ハルヒ『キョン!何が10円よ。団員としてあるまじき事態だわ』 へいへい。どうせ俺は凡人ですよ。 みくる『はわわ!私まで賞金首になってる・・・』 朝比奈さん、僕、あなたよりも賞金額低いんです。 俺は落ち込みそうになる気持ちを紛らわすため、お茶を一気飲みした。 みくる『あ、フルーツもきってきたんで、よかったら食べて下さい』 もちろん食べますとも。俺はがっついてフルーツ口に入れた。 ハルヒ『あー!何やってんのよキョン!!』 キョン『なぜにそんな大きな声を出す。食べたかったのか?だったら残念。俺の胃の中だ』 俺はわざとらしくニヤリと笑った。 ハルヒ『違うわよ!きっとそれ、悪魔の実よ!』 ・・・あ。
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