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俺は、身体が熱くなるのを感じた。そして、なんというか、海に嫌われた気がした。
ハルヒ『団長の許可なく勝手に食べたから死刑!って言いたいとこだけど、不思議なものだし、興味があるわ。能力を見せなさい!』
キョン『能力を見せろといわれてもなぁ。何の実だったかわからねぇし』
ハルヒ『それもそうね、じゃあ片っ端からなんかやってみてよ』
ふむ。確かにそれが遠回りなようで一番近道かもな。
キョン『ゴムゴムのぉ~ピストル』
しーん
定番の技をやろうとしたが、何も起こらない。正直痛い。もし、教室でこんなことやったら次の日から出席簿の俺の欄は永遠に斜線が引かれることになるだろう。
とはいうものの思いつく技は全部やってみた。バラバラフェスティバル、火拳、ホワイトアウトetc・・・。
一時間はたっただろうな。馬鹿みたいだ。というか、馬鹿だ。
ハルヒ『ただの果物だったみたいね』
古泉『ふふ』
長門『・・・』
みくる『・・・』
こんなにしらけるとはな。まぁ無理もないが。教室でいつも滑ってる谷口の気持ちが少しだけわかるような気がした。
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