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店員『どうぞ!ごゆっくり』 店員が持ってきた二種類のメニューには大きな差があった。 一方はジュージュー焼けている上手そうなステーキ、もう一方は鰯。しかも半分。まさに賞金額の差が現れてるようだ。腹立たしい。 キョン『なぁ、会計ってどうするんだ』 ハルヒ『アンタが払うに決まってんじゃない!船の中で一番最後に目を覚ましたんだから。罰金よ罰金!』 また俺ですか。しかし、気づいちゃったんだよな。この世界の通貨をもってないことに。俺はどうしようかと悩んだ挙げ句、古泉に相談すると、食い逃げするしかないでしょうとぬかしやがる。 でも実際それしかないようだ。しかし、食べ終わってもハルヒが情報収集している間は出ていくことができない。 ハルヒ『ねぇ、この辺にすごい海賊いないの?』 店員『そりゃクロコダイルかなぁ』 ハルヒ『ふーん。どこらへんにいるの?』 店員『それは俺にもわからないっすよ。なんでもアジトがあるとか・・・』 盛り上がっているハルヒを横目に俺は他の団員、いや船員と、逃亡計画を立てた。ハルヒなら計画を言わんでもきっと感づくだろう。
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