めぐり逢い再び

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『パパもお手伝い♪』 美空はニコッと笑った。 『はいっ!美空ちゃんが可愛いからお手伝いしますー!』 『あら~?ママは可愛くないと言いたいのかしら?』 『めめ、めっそうもございません!りな大佐っ』 内海は時代錯誤の敬礼をして慌ただしくゴミを集めだした。その様子に喜ぶ美空。 女二人には頭の上がらない内海ではあったが、最近しっかりしてきた娘に喜びは隠せない。 『綺麗なったぞぉ~!海いこか海。ママ!美空の浮き袋かして浮き袋っ』 『はいはい。待って美空!髪を結んであげる』 りなは長く伸びた美空の髪をゴムでたばねた。 『はい!いってらっしゃい』 『わーい!パパまってー』 ぽんっと軽く肩を叩いて送り出した。りなは荷物から日傘を取り出し腰を下ろし、海に向かって走る二人を眺めた。
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