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何時もの行き慣れたファミレスで
すごいベタだけど別れ話の最中だったりする。
「私、他に好きな人が…出来たの」
俯き気味に、暗い表情の今まさに「元・彼女」になろうとしてる彩夏に視線を向ける。
そんな前置き要らない。
何だろ、その申し訳なさすぎる顔も。
顔を上げない彩夏をジッと見てみる。
こんな面の皮厚い子だったか…知らなかった。
「御免ね、椋ちゃん…本当に御免…。」
泣くぐらいなら最初からしないでくれる?
とか…子供に説教するみたいなこと思っちゃう。
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