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背中が痛んだのと、眩しさで、目が覚めた。
窓から直接入ってくる光に思わず目を閉じる。
そして祈った。
昨日の出来事は夢で、父は無事だと。
ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり。
目を、開けた。
「・・・・・」
父のお気に入りの淡い緑のカーテンはビリビリに破け、ベッドの上にはツンとくるゴキブリスプレー。
何か部屋の中で嵐があったかのように、壁には所々深い傷が付き、家具のほとんどは倒れ、壊れ、床に散乱し…
その中に、父が倒れていた。
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