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「お…お父さん!?お父さん!!お父さんってばぁ!!」
全身が痙攣したように震える。
必死に駆け寄って父の身体をゆさゆさと押しても引いても反応がない。
アルファベットの『A』のポーズも崩れない。
心臓の上を押さえると、かすかではあるが鼓動が聞こえていた。
「びょ…びょういん…」
私はファックス付きの白い電話の受話器をガタガタと音をたてながら耳にあてた。
「・・・・」
番号が出てこない。
病院って何番だったっけ…?
すると…
プルルルル…!!
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