第一章

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自由合衆国[ヤマト] ~ナガセ村~ ルシフェル 「ぁ……ふあぁ~、ッ……」 木陰で休んでいる彼の名はルシフェル、自由合衆国ヤマトの片隅にある小さな村、ナガセ村に住んでいる。 ナガセ村は小さな村だが自然がとても豊かで。 しかしこの村はヤマトに納める税に苦しんでいる。 なぜなら… 少年「ハァ…ハァ…ッ…ルシフェル兄ちゃん!」 小柄な少年が息を上げながら木陰にいた彼に叫ぶ。 ルシフェル「ん?どうした…クウ。そんなに慌てて」 ルシフェルは空を見上げながら少年クウに尋ねる。 クウ「た、大変なんだ!また兵士の奴らが来て税以外にも持っていこうとしている!」 クウは目に涙を貯めながらルシフェルに必死にその事を言う。 そう…彼ら村の者が苦しんでる理由は税を取りにくる兵士が自分の為だけに余分に村の物を持ち去るのだ。 ルシフェル「何?またか…。よし…待ってろ。すぐ行く。」 ルシフェルは愛刀を持ち村の方へと走る。
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