新たな力

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「私の為に怒ってくれて!苦しんでくれて! 心配、してくれて! 戦ってくれて!護ってくれて! そばにいてくれて! すごくすごく、嬉しかった! 夢真珠じゃなくて私を護ってくれるって言ってくれた時、私は……すごく、嬉しくて……。 それで、壮大は、ずっと私を、護ってくれて」 嗚咽で上手く喋れない、苦しい。壮大がなんでこんなことを言うのかわからないって、顔してる。 彦座が余興でも見るように、口角を上げていた。 けど、すぐに、おわるよ。 「壮大、ありがとう……。ありが、とう! 私は、壮大が、好きだった! 大好きだった! 大好きだよ!」 そう、言って。手のひらの夢真珠を、口へと滑らせた。 それに驚いたのは、壮大、兵馬や燦だけではない。 彦座も、だ。
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