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「好きだ」
「……!」
「だいすきなんだ。俺と、ずっと、ずっと一緒にいてほしい。ずっとそばにいてほしい。ずっと笑っていてほしい。
俺と、夫婦になってください」
涙が、溢れた。
ただ、何度も何度も頷いた。いっぱいいっぱいな雛を、壮大が優しく抱き締める。
瞬間、ぐらりと揺れる二人の体。
「わ、わぁ!」
地へと落ちていく雛は、ぎゅうっと壮大にしがみつく。壮大はいとも簡単に雛を抱え着地し、「一生、護るよ」と言って雛に口付けた。真っ赤になって、隠すように抱きつく雛を優しく包み込む。
「絶対、幸せにするから」
その言葉に、雛がぱっと顔を上げる。
「違うよ!私は、私はね。
壮大がいれば、無条件で幸せなんだよ!」
その言葉に、壮大は「俺も」と優しく笑った。
手を繋いで、帰ろう。
今日は君の為に、腕によりをかけて夕飯を作ろう。
そしてそれは、これからも。
これから、ずっと、ずっと、ずっと。
私は、
俺は、
きみがだいすき。
end
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