92人が本棚に入れています
本棚に追加
『あそさんっ』
君が、僕を呼ぶ
ただ、それだけ
でも たったそれだけの事が 僕の退屈な日々を大きく変えた何て 君はきっと知らない
柔らかな春の陽射しの様に笑う君が 凄く楽しそうに僕を呼ぶから、僕も何だか嬉しくなって つい笑顔で応えてしまう
『どしたの?ヒジキ君』
変化なんて いらなかった
独りで生きるのが楽だった
でも 君に出会って
少しずつ 変わっていった
それが何かなんて 僕にはまだ解らないけど
今 君の隣で笑ってる自分は 意外と嫌いじゃないから
もう 少しだけ
あと、少しだけ
ここで働いててくれないかなぁって 思ったのは
ヒジキ君には内緒
最初のコメントを投稿しよう!