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「あ、あなたは…!」
「そう。お前の隣の席の烏月翼だ。」
――な、なんで烏月くんが…?――
あたしはそんな事を思っていた
「なんで俺が?って顔してんな。」
烏月くんがあたしの頭の中を見透かしたように言うと、また言葉を繋げた
「俺がお前を守るのはただ一つ。命令だからだ。俺はお前らみたいな人間に興味はない。ほら、分からない事聞いてみろよ?」
烏月くんはそう言うとあたしの目線に合わせてしゃがみ込む
――…そんなの分からない事だらけだよ…っ――
あたしは全部聞く事にした
「なんであたしを守らないといけないの!?命令って!?」
「お前、つい最近から他の奴には見えない人間が見えるだろ?で今日から人間ではない妙な物が見えた。さっきのとか」
あたしは烏月くんの言っている事が当たりすぎて何も言えなくて頷くだけだった
「他の奴には見えない人間は霊だ。だかさっきのは妖怪…」
「霊…?…妖……怪?」
「そ。最近になって今まで見えなかった霊が見えるようになったのは妖怪に命を狙われてるから。分かったか?」
烏月くんはあたしの目を見て話すが、あたしは何がなんだか分からなくて烏月くんに詰め寄っていた
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