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「ほら、お姉様にお話しな。」
譲はすっかり姐御肌。
いつもそうだ。譲は恋の話になると自分を“お姉様”と言う。
「関係も何も…
あたしも良くわかんないし…
あ、挨拶…?」
そう言いながら視線は烏月くんに行っていた
でも烏月くんはあたしの方なんか向いていないし。
「外人でもない限り、挨拶はない!!白状なさいっ!」
目の前ではお姉様が恐い。
━━だって…烏月くんとの関係なんてあたしにもわかんないもん…━━
あたしがしゅんとなっていると、譲は「はぁー…」とため息を吐いた
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