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「紗央莉ごめん…
怖い思いしただろ?助けに来るの遅れてごめんな…」
「ふぇ…っ
烏月くん…!烏月くん!」
紗央莉は必死にしがみついて来る
「俺が居たにも関わらず気付けなくてごめん…」
そして抱いた頭を優しく撫でた
生徒に見られてる事も構わず、唇を合わせた
唇と唇が離れ、目が合う
紗央莉は思い出したように「そうだ…く、桑っち!」と桑原のところへ駆け出した
━━チッ…あのバカっ!━━
桑原から抜けた妖狐が紗央莉に襲い掛かろうとした
「紗央莉危ないっ!」
━━自分の身に何があっても構わない。
だけど紗央莉にだけは怪我させてたまるか━━
思うよりも先に体が勝手に動いて紗央莉を庇った
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