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「くそっ、烏月め…っ!」
━━化け狐…俺の事見くびるなよ…?━━
そう思うとニヤッと微笑んだ
「俺とお前の力の差…試してみるか?」
妖狐の有無も聞かずに力で捩じ(ねじ)伏せた
「疋、あとの狐は頼む!」
立ちあがった疋に命令する。
「わかりました、翼様」
普段はバカやってるコイツだけど、俺の手下としてはぴか一だ。
疋は次々に狐を倒して行った
倒して行く姿を見て、俺は妖狐に言った
「さぁ、次はお前の番だぜ?
…よくも紗央莉にベタベタと触れてくれたな。…このお礼、しっかりしてやるよ」
「ゆ、許してくれ!
もう羽鳥紗央莉を狙わない!
だから命だけは…っ」
んな惚(とぼ)けた事言ったって無駄。
「そんなの無理に決まってる」
妖怪専用の剣(つるぎ)で一突き
「目ぇ閉じろ!!」
斬った瞬間、妖狐はバラバラになっていた
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