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あとは後始末。
手の包帯を解いて、散らばった妖狐の破片を吸い込んだ。
「安心しろ。先生も、もうじき目を覚ますだろう。」
桑原は傷1つだけで済み、無事だった。
…俺がもっと理性が保てたらこんな事にはならなかったのだが。
所々で「よかった…」と安心の声が聞こえてくる
その言葉が聞こえてくると、つくづく桑原はみんなに慕われてる事がはっきりする
そんな事もつかの間。
最後の“アレ”が残っている
━━記憶の操作…━━
「疋っ!」
「お呼びですか、翼様。」
疋は俺が呼ぶと、すぐにの前で膝を着く
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