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「ハァハァ…」
「ゼェ…ゼェ……着いたぁ…」
二人は今にも死にそうな顔をしながら学校の中へ走って行った
高校の名は……
―――華羽高校―――
華羽と書いて『はなわ』と読む
「ハァ…ハァ…なんで朝からこんな目に会うんだよぉ」
「俺の『ワンピース』返してくれないから呪われたんだよ」
「………もうちょっと…貸して…」
「💧」
ガラァ!!
!!
二人が教室に入った途端無数の目線が突き刺さった…当然その中には先生も含まれている
「佳珠。泰孝。早く座りなさい」
はいはい
ガタン!!
「カズが遅刻するなんてめずらしいじゃまいか」
「え?何?朝練してたの?」
ジャージを着ているコイツは健汰。まぁコイツは彼女10人いる凄腕の持ち主
そして…
朝のHRを終え10分の休み時間に入った
「藤井~昨日のマガジン見たぁ!?『りんご』強くね!?」
「やっ…べぇ!!つぅか『エアギア』おもろいよな?」
このスーパーサイヤ人顔負けの爆発頭は大西。赤点王に輝く男だ
「あら?拓ちゃんは?」
大西が言う
「拓ちゃんは病院じゃねぇの?赤点王~」
真っ白い幽霊みたいな男が大西に言い抱き締めてきた
「あぁ~うぜぇ!キモイんだよぉ!このゲイ!100回死ね!!」
キンコンカーコン…
キンコンカーコン…
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