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ある冬の朝…
『ふゎゎ~。風が気持ちいい~』
No.1,源川鈴音(ミナガワリンネ)
『おはよっす!!今日も相変わらず眠そうな顔してるな』
自転車で鈴音の後ろから大きな声で挨拶をする男
No.2,上村拓磨(ウエムラタクマ)
『別にいいじゃない!上村が元気すぎるのよ!!』
2人は中学からの腐れ縁
今まで一度もクラスが別れた事は無し
『そんな事言ってっと遅刻すんぞ。どうする?乗ってくか?』
こんな優しい上村…
私はそんな上村に中学2年の時から恋してる…
でも、告白なんてしない
だって、今の関係が一番いいから
『乗る!!遅刻したくない!!』
『アハハ"はいよ。じゃぁ飛ばすぞ』
ここから学校まで自転車で早くて15分
鈴音は自転車の後ろの所に乗り拓磨にしっかり捕まっている
大きな背中…
中学の時は私より小さかったのに…
もう立派な男なんだね
部活もバスケ部で人気もあって
なんか距離感じちゃうな
『なぁ、源川』
『ん?なに?』
『俺達さ、来年も同じクラスになんのかな』
突然シリアスな空気になっていく
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