TALK1,恋の悩み

4/17
前へ
/56ページ
次へ
学校の帰り道~ 鈴音は弓道部をやっていて帰りはいつも夜の7時 『あ~ぁ。最悪だぁ』 『どうしたのですか?』 『私ね、中学2年の時に好きな人が居たんですけど、最近その人に好きな人が出来たらしくて…』 『そうなんですか。諦めるのですか?』 『どうしよ…。考え中ですかね』 『もし、その恋諦めないのなら、私が手助けしましょうか?』 『いえ。私自分自身で恋を叶えたいんでって…』 今頃気づいた鈴音 私は誰と話しているの… 周りを見渡しても誰もいない… 『そうですか。でも貴女は今のままでは恋は実りませんよ?』 声はしているのに…どこから… 『私はここにいますよ』 鈴音は前を向いた すると見るからに怪しいマジシャンらしき人がいたんだ 『Nice to meet you。名はtrick,chainと申します。人々の願いを叶える旅人です』 スラッとした体型にカッコいい顔… トランプがその人の周りに何枚も浮いている 『私を騙したいんですか!?そんな子供騙し私は信じません!』 『嘘ではありません。貴女の願い叶えます。ただし、貴女の叶えたいと言う気持ちが強くなくては叶いませんよ』 『なに…それって何でも叶えてくれる旅人って事? そんなの非科学的すぎ!』 『信じるも信じないも貴女次第。貴女の場合今一番強い願いは恋だ。もし、信じるならLet's ,magic,trickと言いなさい。それでは』 そのマジシャンはスッと姿を消した 一枚のトランプと紙を残して…
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加